さびしい話?-いぬおことわり!

 今回取り上げるのは絵本「いぬ おことわり!」(絵H.A.レイ 作マーガレット・W・ブラウン)です。

 H.A.レイはひとまねこざるの人。どおりでお猿さんの雰囲気が似ているわけです。レイさんはドイツ生まれ。

 あれ?ひとまねこざるの舞台はアメリカじゃないのと思ったら、ブラジルやらフランスやらに住んでアメリカで生涯を終えたそうです。

 在仏時は第二次世界大戦中。ユダヤ系だったために大変だったようで、その辺りは絵本「戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ―作者レイ夫妻の長い旅」に詳しい。

 なんとナチスのパリ侵攻数時間前に脱出したそうです!

 

 マーガレット・W・ブラウンは児童書の編集者から絵本作家に転身し「ぼくにげちゃうよ」「おやすないさいのほん」等100冊以上の著作を残したそうですが、42才で早世。

 

 どんなお話かと言えば動物園の近くに住んでいるスタンダードプードル?が動物園に行きたいのに犬は駄目と断れたので、飼い主のおじさんに人間の子供に変身させて貰い動物園見学をするというストーリー。

  さて、困った。なんでこの絵本の感想を書こうと思ったんだろう(笑)ストーリーも上に書いたまんまだし、絵も色目が地味だし。書くことが無い・・・・

 のでしょうがないから曲解しますかね。

 この絵本で使われいている色は黒と黄色。なので地味、ともすれば淋しい印象を与えます。

淋しい気持ちで見始めると「ワライハイエナも。いました。でもこのワライハイエナは、わらっていませんでした」「さかさまのぞきをしているさる」「かがみのなかのともだちをつまかえようとしているちいさなチンパンジー」と登場してくる動物達まで何やら悲しそうに。そもそも犬が動物園に行こうすること自体が何やら妙だ。

 ハッ!もしかするとこの絵本は実は滅茶苦茶サッドなのでは。

 

 ・・・・まあ、そんな訳は当然無く。子供が読んだり、子供に読み聞かせると喜ぶタイプの絵本だと思います。

 犬が人間に変装すれば子供達は喜ぶでしょうし、次々に動物が登場すればワクワク興奮することでしょうし。

 ひねくれた人間が読むタイプの絵本では無かったのかも(笑)

 

 

いぬ おことわり! いぬ おことわり!
マーガレット・ワイズ ブラウン H.A. レイ

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