2011年5月

セバスの下半身問題

  関東も梅雨入りですか。何でも観測史上二番目の早さだそうで。

早く入った分だけ早く明けてくれればよいのですが。どうなんでしょう?

 

 さて、セバスもお年頃ということで先日去勢手術をしました。無事手術は成功。

一晩入院して、我が家に帰ってきました。帰ってきたてはおかっなビックリに警戒しながら部屋の中を見回していました。

 

 去勢手術に関しては問題ないのですが、実は手術前に膀胱炎にかかってしまいまして。後に結石も判明。

 食事を変え薬も飲ませ、容体は回復に向かってはいるものの、今だ完治せず。

 当人はとても元気にしてるのですが・・・。早く治らないかなぁ。

 

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ヘンリーダーガー展に行ってきました。

 先日、原宿はラフォーレで開催されていたヘンリーダーガー展に行ってきました。

 アウトサイダーアートと言えばまず頭に浮かぶのはこの人。というか他の人を勉強不足で知らないだけですが。

 アウトサイダーアートとは正規の美術教育を受けていない人が作った作品のことです。

 アートにインもアウトも無いような気がしますが、音楽のジャンル分けしかり。カテゴライズした方がすんなりと世の中に受け入れて貰えるのでいた仕方無しですね。

 

 どんな展覧会かと言えば、以下公式サイトより抜粋。 

 家族も友人もなく、天涯孤独に生きたヘンリー・ダーガー。彼はその侘しい実生活を棄て、自身が夢想した物語『非現実の王国で』の中で生き、そこで起った出来事を、生涯を賭して記録しました。

 ダーガーにとって『非現実の王国で』を綴り描くことは、人に見せるためでも、余暇の楽しみでもなく、生きることそのものでした。この特異な創作は、下宿先の大家夫妻によって偶然に発見され、彼の死後、人々の目に触れることになりますが、その不可思議な世界観と強烈な表現欲求は観る者を圧倒し、魅了し、心を捉えて離しません。

 しかし、この物語を生み出したダーガーという人物は多くの謎に包まれたままです。彼は一体何者で、何を考えていたのか?何を愛し、求めていたのか?心穏やかに最期を迎えることができたのか?など、多くの謎が残されているのです。

 彼が人生の後半40年を暮した部屋から見つかった遺品や書き物を手がかりに、ヘンリー・ダーガーの虚実に迫ります。

 

 という訳でラフォーレへ。場所柄、若い人が多かったですね。作品も今っぽいので人気が有るのでしょう。

 会場の平均年齢を一人上げつつ(笑)見て回りました。印刷されたものは何点か見たことがあるのですが、実際に見るとトレースやコラージュー具合が分かって面白かった。

 トレース、コラージューの多用はPCで作られた現在のイラストと似ているような印象を持ちました。

 それと思っていたより横長でデカイのです。(大きいものだと3mを超える)

 彼の絵画は「非現実の王国として知られる地における、ヴィヴィアン・ガールズの物語、子供奴隷の反乱に起因するグランデコ・アンジェリニアン戦争の嵐の物語」という長いタイトルを持った小説の挿絵なので一枚一枚にストーリーが有るので、その横長の作品群は絵巻のもののようでした。

 つまり絵を端から端まで見ていくのが楽しい。

 その点では、お土産のポストカードの横長バージョンはセット売りのみでをバラで売らないのはどうかと感じました。画集は横長なのだろうか?縦長だと魅力を損なう気がするのだが。

 

 ヘンリーダーガーがこのような作品を書いていることは誰にも知らず、死後彼の大家夫妻が作品を発見した訳ですが、大家さんのネイサンラーナーは画家。(奥さんは日本人!)この人がヘンリーダーガーを「発見」しなければ作品は捨てられしまったことでしょう。

 そっちのほうがヘンリーダーガーにとって幸せだったかもしれません。彼は誰かに見せる為に作品を書いたのではなく、止むに止まれぬ怒り?性欲?願望?らをごっちゃにした衝動で描き続けただけだから。

 この点が職業として作品を作り続けざる負えない人達から支持されるのでしょうね。

 

 この展覧会で初めて知ったのですが、晩年、体力が落ちたヘンリーダーガーは大家さんに頼んで老人ホームを手配して貰い、そこで人生を終えた。彼が長年妄想を温めていた部屋「非現実の王国」ではなく。

 ヘンリーダーガーは調子を訊ねられると「明日には風が止むかもしれません」と答えていたそうです。(毎日の天候に彼はとても関心が有った)

 彼の人生に吹き続けていた冷たい風は果たして止んだのでしょうか?